ノンバンクといわれる信販系がおこなうキャッシングは、消費者金融としては後発にあたります。
信販系とは、簡単に言えばクレジット会社にあたります。
キャッシングが一般的になってくると、クレジット会社はクレジットサービスとあわせて、キャッシングも行なうようになってきました。

クレジットカードを発行している企業がおこなうキャッシングですので、聞いたことがある会社だった、実はクレジットカードを持っている会社だった、と言うこともあるかもしれません。
例えば、オリックスＶＩＰローンカードは、球団でも有名なオリックスグループの信販系キャッシングに成ります。

余談になりますが、いわれる百貨店やチェーンストアといった流通会社のグループ会社が行なう流通系キャッシングは、信販系キャッシングとよく似ています。
例えばダイエーグループの株式会社オーエムシーが提供するＯＭＣ（オーエムシー）カードフォーライフなどが流通系キャッシングとも言われます。

女性向けのサービスが充実しているレディースキャッシングは女性に優しいキャッシングです。
何より嬉しいサービスは対応してくれるスタッフが女性で有ると言うことです。
これなら初めての方でも安心して相談できます。

またキャッシング会社自体は女性専用ではないけれど、女性向けにサービスを提供しているところも有ります。例えば「アコム」には女性専用の電話番号があり、女性のスタッフが対応してくれます。
ファミリーや会社には知られないうちに借りたいと言う場合は、インターネット等で申込ができ、審査も迅速で来店の必要がない会社を選ぶほうがいいですし、それだと人知れずキャッシング出来ます。

ただし、審査のスピードが速い場合、それに合わせて金利が高めに設定されることが有りますので、注意が必要です。
各個の会社を比較して自分に合ったサービスを提供してくれるキャッシング会社を探すことが重要です。

消費者金融のほかに、銀行でもキャッシングサービスを提供しています。

このように、銀行が提供しているキャッシングサービスのことを銀行系キャッシングと呼びます。

銀行が提供しているキャッシングサービスについても、テレビのコマーシャル等で目にすることは多いとおもいますが、三菱東京UFJ銀行グループが提供しているDCキャッシュワン、三井住友銀行のアットローン、新生銀行のノーローンなど多くのサービスが提供されています。

提供主が一般的に広く知られた銀行ですので、借り手は安心してキャッシングサービスを利用することができるのではないでしょうか。
消費者金融系キャッシングは緊急で資金の融資が必要な人で、借入れ期間が短期の人に向いていると述べましたが、銀行系キャッシングはどちらかというと長期の借入れを考えている人に向いています。

と言うのは、銀行系キャッシングには審査は少し時間がかかる傾向に有るのと、金利が抑えられていると言う特徴が有るからです。
急ぎで資金が必要でなければ審査期間が少々長くても特に問題は有りませんし、金利が抑えられていれば長期間の借入れでも無理なく返済が出来ます。

住宅ローンや教育ローン、マイカーローン等キャッシングしたお金を何に使うか目的がはっきりしているローンのことを目的ローンと言います。

目的がはっきりしているローンは、目的がはっきりしていないフリーローン等に比べ、金利は低めに設定されていますが、その分審査は厳しく成ります。
審査が厳しいだけでなく、審査の結果がでるまで有る程度の時間を要します。
加えてローンを審査時には、その目的の為にお金を使うことがはっきり分かる使途証明書を提出する必要が有ります。

そこが目的ローンの審査の際の特徴の一つと言えます。

又、住宅ローン等でよく耳にするように、目的ローンには金利がずっと変動しない固定金利と変動金利とが有ります。
変動金利の場合、初めの数年は比較的低い場合であっても、数年後には金利が上がる場合も有ります。
先々の計画もしっかり立てて賢くローンを組まなくていけません。

最近の技術進歩を受けて勢力を伸ばしているのが大手ＩＴ企業グループが提供するキャッシングサービスで有るＩＴ系キャッシングです。

楽天クレジット株式会社のマイワン、ソフトバンクグループのイコールクレジットＮＥＯ等大手のＩＴ企業グループばかりです。
クレジットカード等は年会費がかかるものが多いですが、ＩＴ系キャッシングでは入会金や年会費が無料のものがほとんどです。

ＩＴ系キャッシングは大手ＩＴ企業の強みで有るＩＴ技術を駆使し、経営の費用を抑えています。
例えば、申し込みから融資・返済までをインターネット上で行なうことが出来るようにすることで、店舗を作ることなく運営することができているのです。

その低費用のおかげで、金利を低く抑えることが可能になっています。
店舗は有りませんが、キャッシュディスペンサーやＡＴＭ等の提携が有りますので、別の金融機関に引けをとることは有りません。

又、消費者金融系等と提携している商品も多くあり、インターネット上で好きなタイプの融資を受けることが出来るようになっています。